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★15病院が搬送拒否 通報から3時間後 小平の61歳女性死亡
東京都小平市の無職女性(61)が今月十四日、救急搬送される際、十五カ所の病院に
受け入れを拒否され、一一九番通報から約三時間後に死亡していたことが十八日、分かった。
都内では、清瀬市でも先月、救急搬送患者が十一カ所の病院で受け入れを断られ、死亡している。
この時、受け入れを断った病院の一部は、今回も受け入れを拒否していた。
東京消防庁などによると、十四日午後五時三十五分ごろ、女性がベッド脇に倒れていることに
夫(67)が気付き、一一九番通報。約十分後に救急車が到着。救急隊員は、搬送先の病院を
電話で探したが、小平、立川、三鷹各市や練馬区など十五カ所の病院で満床などを理由に断られ続けた。
同七時二十五分ごろ、十キロ以上離れた昭島市内の病院での受け入れが決まり、搬送を始めたが、
同八時ごろ、女性の容体が急変。心肺停止状態になったため、高度救急医療を担う国立病院機構
災害医療センター(立川市)に女性を運んだが、同九時すぎ、女性は急性虚血性心疾患で死亡した。
女性は先月、かかりつけの病院で心臓に異物が見えると診断され、同二十九日から五日間、
「公立昭和病院」(小平市)に検査入院。しかし、今月十四日午前、異状は見つからなかったと診断され、
帰宅した後、倒れた。
夫は公立昭和病院への搬送を希望したが、満床を理由に拒否されたという。夫は「午前中に
診断しているのに、なぜ、受け入れないのか」と怒りを表す。
公立昭和病院は清瀬市の患者の際も「専門医が他の患者を処置中」を理由に、受け入れを断っていた。
同病院は「希望は理解できるが、当直医が重症の入院患者の治療に追われ、対応できなかった」と話している。
ソース:東京新聞(2008年2月19日 朝刊)
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