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<指導要領改定案 学力向上にどうつなぐ>
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小中学校の授業時間数を大幅に増やす学習指導要領の改定案を、文部科学省がきのう、発
表した。時間数は一九七七年以来、ずっと減り続けている。約三十年ぶりの軌道修正だ。時
間数増が真の子どもの学力や生きる力のアップにつながるか、が試される。
(略)
子どもたちに欠けているのは学ぶ意欲、と現場で聞く。経済協力開発機構(OECD)の学習
到達度調査(PISA)でも、同じ指摘がされている。とすれば子どもを長く縛り、教える量を増
やしても効果は薄かろう。
考えるべきは「知りたい」という意欲や「やっぱり学んでおかなければいけないのだ」という認
識を子どもたちが抱くよう、どう水を向けていくかである。増えた時間でこうした点に工夫を凝
らすことが望まれる。
削減された総合学習をどうするかの課題も残る。失敗例がある一方で、試行錯誤の末に子ど
もが地域につながったり、テーマを決めた探求の面白さを知ったりしたケースも数知れない。
やっと方法論が定着しかけている。なくすのは惜しい。この蓄積を新体制でどう生かし、引き
継ぐかを考えたい。
時間数増であおりを食いそうなのがクラブ活動だ。放課後が短くなる。改定案にはクラブがはっ
きり位置付けられていない。学習との「両立」が図られるような詰めができないだろうか。 (以下略)
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