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・悪いことは悪いと言う。子供の機嫌をとらない…。厳しく温かい古き良き「賢母」をほうふつ
させるテレビドラマが人気だ。現実社会では子育ての怠慢や甘えなど母親の弱体化が
指摘されるなか、主人公の硬骨漢ぶりが新鮮。
たとえ周りに嫌われようと、子供たちの未来のために正義を貫く母親を観月ありさが好演
するドラマ「斉藤さん」。平均視聴率15%超とヒット中だ。「母親層だけでなく10代が
見てくれているのが意外でした。偽装問題などごまかしがはびこる世の中に嫌気がさして
いたところにはまったのか。子供は見る目があるから、根っこでは正しい大人を求めている
と感じる」とはプロデューサーの西憲彦さん(39)。
「私だって怖いよ。でも、言わなきゃいけないことを言わないままにして、見なきゃいけないことを
見ないふりして、それで世の中がおかしくなっちゃうことの方が私は怖いの。少なくとも自分の
子供をそんな世の中に住まわせたくない」。ドラマ中の斉藤さんのセリフだ。
最近目立つ賢母のススメ本。『親の品格』も10刷73万部の大ヒット。
賢母ブームの背景には何があるのか?
「弱体化してしまった母親に対する危機感」を指摘するのは、『モンスターマザー』著者、
石川結貴さん(46)だ。「母親が悩まなくなったことに急激な変化を感じる。少子化が進むなか、
母親に対し『ありのままのあなたでいい』という甘いメッセージが流され続けた結果だが、母は
救われても子は救われない」。そんな思いで執筆した。
自己主張や自己肯定に走り、非を認めず、乱れた生活習慣を改めようとしないいまどきの
母親をリポートし、「子供に恥じない生き方を目指せ」と説く。
要は本人。命を預かる「母」であるという自覚が肝心なのだ。それは「大人」という言葉にも
置き換えられる。UR賃貸住宅のCMでは、わが子が他人にしかられたと訴える妻を
「(それは)悪くない」と諭す夫のシーンが印象的だ。
子供に勧善懲悪を教えるのは社会全体の責任。男も女も子供がいなくても、みんなが「賢母」に
近づかなくてはいけない気がする。(抜粋)
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