08/02/18 17:48:34 0
昆虫マニアが10年ほど前に神奈川県内で放したとみられる中国産のチョウ「アカボ
シゴマダラ」が首都圏で分布を広げている。大きくて美しくて珍しいチョウが簡単に入
手できるようになったため愛好家も増えているが、このチョウは在来種を駆逐し生態系
を乱す「要注意外来生物指定」。不注意な放蝶(ほうちょう)で更に分布が広がる恐れ
があると、専門家は警鐘を鳴らしている。
「元気なアカボシの越冬幼虫。春型は真っ白でキレイです。飼育はいたって簡単。産
地は神奈川県(原産国・中国)」
インターネットのオークションサイトでは、神奈川県内で増やされたアカボシゴマダ
ラの幼虫が取引されている。1匹100~300円。県外のマニアが数十匹単位で買う
ことが多いという。
成虫は体長7~8センチ、黒い網目に紅色の斑が美しい。もともと国内では鹿児島県
の奄美大島や徳之島に生息するだけとあって愛好家が採集ツアーを組むほど人気があっ
た。
ところが、98年に神奈川県藤沢市で突然見つかってから発見例が増え、01年には
鎌倉市や横浜市でも確認。現在は同県内の広範囲に広がった。一昨年ごろからは都内に
も分布域が拡大。「月刊むし」編集部の中村裕之さんによると、06年ごろに町田、稲
城、八王子市で、今年に入って日野市でも繁殖が確認された。
見つかったアカボシゴマダラはすべて中国原産種。台風などで迷ってきたことは考え
にくく、神奈川県立生命の星・地球博物館の高桑正敏学芸部長は「誰かがひそかに国内
に持ち込んだ虫を繁殖させ、さらに自然界で増やそうと、藤沢でまとまった数を放した
としか考えられない」と話す。外国から生きたチョウを持ち込むのは植物防疫法違反で、
「放蝶ゲリラ」と呼ばれる行為だ。
(続く)
■ソース(朝日新聞)
URLリンク(www.asahi.com)
※写真 公園の木にとまるアカボシゴマダラ=神奈川県藤沢市で撮影、日本鱗翅学会の
菅井忠雄さん提供
URLリンク(www.asahi.com)