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日差しが強まり渓流釣り解禁の報が伝わってきた十六日、
「平和でこそ渓流釣りも山遊びも楽しめる」と、
釣りや沢登りで渓流に親しんでいる全国の仲間が「渓流九条の会」を立ち上げました。
さいたま市内の結成総会会場には、関東近県、山形県、
この日が解禁の長野県などから四十六人が参加しました。
会は二年前に、五人の呼びかけから始まりました。弁護士の大森鋼三郎さんと岡村親宜さん、
毛バリ釣り達人の男性、「軍事費削って樹海保護」をとなえる米沢市議会議員の我妻徳雄さん、
団体職員で源流のイワナを愛する男性です。全員、釣りの著書があり、
釣り雑誌へ執筆している渓流のエキスパートです。
九条の朗読に続いて、金子勝氏(立正大教授)が「今なぜ改憲か」の講演を行い、
「ポストの数ほど、はもう使われているので、星の数ほどの憲法学習会をつくって、
憲法の語り部になろう」の提案に場内は、笑いと共感の拍手に包まれました。
「私と憲法」のシンポジウムは、呼びかけ人と、船形山(宮城県)のブナを守る会の
小関俊夫さんによっておこなわれ、「憲法を守らなければ、生活が破壊され、
釣りもできなくなる」と共通して語られました。
最後に大森さんが「右手に釣りザオ、左手に憲法を握って、
渓流の楽しみが続けられるようにしよう」と呼びかけました。
しんぶん赤旗
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