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路上生活者に生卵、被害相次ぐ…大阪・日本橋周辺
西日本有数の電器街として知られる大阪・日本橋の周辺で、路上生活者が少年グループから生卵を
投げつけられる被害が相次いでいる。支援団体の集計では昨年夏以降、約20件発生し、被害者らは
「殴られるより屈辱的で、つらい」と話している。暴行の疑いもあることから、大阪府警浪速署は
現場付近のパトロール強化に乗り出した。
日本橋のアーケード下などには、多くの電器店が閉まる午後9時ごろになると、約50人の
路上生活者が集まり、段ボールなどで作った寝床に入る。
昨年10月から寝泊まりしているという男性(50)は、1月下旬の午後11時ごろ、寝袋を目がけ、
10歳代後半とみられる3人組の少年から2~3個の生卵を投げられた。顔や衣服が汚れた様子を見て
笑いながら走り去ったという。
男性は「追いかける気力もなかった。殴られたり、けられたりするより、傷ついた」と話す。
約20年前からアーケード下で暮らす男性(64)も、昨年11月中旬、標的にされた。
午後11時ごろ、車に乗った若者2人に卵を2~3個投げられ、段ボールの家や体に当たった。
男性は「人様に誇れるような生き方をしてきたわけではないが、自分の半分も生きていない若者に、
こんな侮辱を受けるなんて……」と唇をかむ。
(>>2 以降に続く)
(2008年2月16日 読売新聞)
URLリンク(osaka.yomiuri.co.jp)
画像:被害に遭い、人通りのある場所を選んで寝床に入る路上生活者(右)(15日夜、
大阪市浪速区日本橋で)=川崎公太撮影
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