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★ギョーザ製造元の工場を公開 磨き上げた天井、壁、床
【石家荘（中国河北省）１５日共同】蛍光灯の白い光を浴び、銀色のスチール製の机が鈍く光る。
中国製ギョーザ中毒事件でギョーザを製造した「天洋食品」（河北省石家荘市）の工場が１５日、
報道陣に公開された。事件の鍵を握るとみられる包装作業が行われた部屋は、白い天井、壁、
ベージュ色のタイル張りの床に至るまで、きれいに磨き上げられていた。
衛生管理のため室温は５度に設定され、肌寒い。工場の外は強烈な車の排ガス臭も漂うが、
室内はかすかに消毒用のアルコールのにおいがするだけだ。案内した底夢路工場長は
「品質管理は徹底している。殺虫剤を混入することは不可能だ」とたびたび強調した。
建物に入る際は、毛髪が落ちないようビニール製の帽子をかぶり、ヘアバンドで留めた上で、
さらに作業用の帽子を着用。鼻まで覆うマスクをし、真っ白な作業着の上下を着て、ゴム長靴をはく。
さらにゴム手袋をした手を３回消毒。
だが万全に見える管理体制にも漏れはある。普段着の上から作業着を着るため、仮に洋服の下に
殺虫剤を隠し持てば、持ち込みは不可能ではない。２５人前後が働く部屋の中で監視員は２人。
天井の監視カメラも包装工程の場所からは１０メートル以上離れている。
北海道新聞 URLﾘﾝｸ(www.hokkaido-np.co.jp)
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