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ピック病で免職取り消しを 万引きの元茅ヶ崎市課長 「支える会」が結成へ
スーパーで万引きしたとして茅ヶ崎市職員を懲戒免職となり、若年性認知症
「ピック病」と診断された同市元課長の中村成信さん(58)を支援しようと、
「中村成信さんを支える会」の結成集会が20日、横浜市内で開かれる。
万引きはピック病の典型的な症状。中村さんは、「病気で正常な判断が
できなかった」として、茅ヶ崎市に処分取り消しを求めており、支援者らは、
働き盛りの男性が直面する若年性認知症について「実態を多くの人に知って
ほしい」と訴えている。
同市などによると、中村さんは同市文化推進課長だった2006年2月、
寒川町の自宅近くのスーパーでバレンタインのチョコレートなど3300円分を
盗んだとして逮捕された。後から代金を支払ったため、不起訴になったが、
同市はその直後、懲戒免職処分とした。
中村さんが「盗んだ記憶がない」と話すなど言動に不審な点があったため、
病院の診察を受けたところ、「認知症の疑い」と診断され、同4月、
処分取り消しを求めて同市公平委員会に不服申し立てを行った。
その後、専門医にピック病と診断された。
ピック病は、脳の前頭葉と側頭葉が委縮する病気で、脳の画像診断技術が
進んだ最近になってようやく実態がわかり始めた。40~50歳代の男性が発症
することが多く、同じ行動を繰り返したり、他人の物を盗むなどの症状が出る。
中村さんは、若年性認知症への理解を広めようと、ピック病の勉強会などで
自身の体験を語るなどの活動を続けている。
知人で事務局長に就任予定の野上高伸さん(67)は、「若年性認知症は誰
にでもなる可能性がある。病気への理解を広げ、処分が不当であることを
訴えたい」と話している。
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