08/02/15 08:31:23 0
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(略)自民党の中に国家公務員制度改革の委員会があるのだが、実はこの委員会が改革
案を潰そうとしている。この抗争が今、すごいことになっている。
そのことが、自民党の中でも公に言えなくなっている。マスコミでもほとんど論じられない。
なぜなら、マスコミというのは、やはり官僚が大きな情報源なので、官僚の嫌がることは
できないのだ。
(略)
自民党に都合いい構造というのは、「利権の構造」だ。つまり道路族にとって都合のい
いのは道路をつくることだ。そのために官僚が知恵を貸し、政策を作り、法律を立案している。
(略)
こうした利権の構造を解体するには、自民党政権が終わるか、官僚制度を改革する
しかない。
自民党の利権に関わってこなかった、いわば“傍流”だった小泉さんは、こうした利権
を解体するために、「自民党をぶっつぶす」と言って、道路公団の民営化や郵政の民
営化といった改革に取り組んだ。
小泉さんは公務員制度改革までやりたかったが、小泉さんの任期があと1年のときに
僕が小泉さんにそのことを聞いたら、「まともに公務員制度改革をやろうとしたら、全
官僚が敵になる。全官僚が敵になるということは、全マスコミが敵になるということだ。
だから、これをやるには、相当の戦略が必要で、自分は残りが1年しかないから無理
だ」ということだった。
そして小泉さんの意思を引き継いだ安倍さんは、渡辺さんを起用して公務員制度の
改革をやろうとした。次の福田さんも渡辺さんを再任して、その路線を継続しようとし
た。だが、実際にやろうとしたら、自民党の中で全部骨抜きだ。(以下略)