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◇「辻元清美の永田町航海記リターンズ51」(『週刊金曜日』2008.2.1号)
ブリッジ法案で与野党のかけはし崩落 いまこそ国民の判断を仰ぐとき
大阪府知事選挙で負けた。「殺人犯は全員死刑」の橋下さんか~。
テレビでの過激発言だけでは政治は動かされへんで、と私自身の経験から思う。
選挙疲れで上京すると、国会も大荒れ。
何がセーフティネット法案だ。
与党は、ガソリン暫定税率の期限三月末を二カ月延長する法案(ブリッジ法案というらしい)をいきなり
衆院単独採決し、その後にまたまた三分の二を二回使って一〇年間、暫定税率を延長という目論見だ。
これじゃあ、内容そのままで賞味期限を伸ばしてしまえということじゃないか。法案まで偽装かよ。
本日二九日、衆議院予算委員会で補正予算が採決されたが、ブリッジ法案が出てきたら野党は
全党一致で審議拒否に突っ込むことになるだろう。
委員会では補正予算に賛成した国民新党も、与党のオキテ破りには怒り心頭。
本会議での態度は留保すると言い出した。
税のあり方や環境への取り組み、地方と中央の格差是正など、この国の抱える根本的な問題を議論する
空気がようやく国会に醸成されつつあったのに。
世論や国会議論で土俵際まで追い詰められそうだから、与党はその土俵を広げて逃げ切ろうとしている。
こんな禁じ手を出すなんて、政府・与党がそれだけ追い詰められている証拠だ。
先週の伊吹文明自民党幹事長の代表質問も、自民党断末魔の兆しがありあり。
延々と野党へのイヤミとアテコスリばかり。
派遣労働の実態や障害者の暮らし、医療制度の崩壊など重要課題は全く無視、始終、野党と小沢一郎批判。
>>2以降に続きます。
ソース:辻元清美のつじもとWEB
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