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中辻容疑者を起訴 京都地検 ウイルスをアニメに
コンピューターウイルスをアニメ著作物に潜ませた著作権法違反事件で、京都地検は14日、
同法違反(公衆送信権侵害、著作者人格権侵害)の罪で、大阪府泉佐野市中庄、
大阪電気通信大大学院生中辻正人容疑者(24)を起訴した。
起訴状によると、中辻被告は昨年11月、ウイルスに人気アニメの1場面の画像を無断で添付し、
ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」上に流した、とされる。
地検は、ウィニー利用者に「アニメの著作者がウイルスを流した」と思わせる可能性を重視し、
ウイルスを組み込んだことが「名誉を害する方法で、著作者の人格権を害する行為に当たる」と
判断した。
中辻被告は起訴事実を認め、動機について「ウイルスを作って放出し始めると面白くなり、
エスカレートした」と供述している、という。
会見した地検の大仲土和次席検事は「社会的に害を及ぼしている行為は放置できず、
現存するあらゆる法律を駆使しなければいけなかった。これを機に、コンピューターウイルスを
直接取り締まる法律をつくってほしい」と話した。
また、京都府警ハイテク犯罪対策室などは15日にも、大学院の同級生の名前や写真などを
ウイルスに仕込ませたとして、名誉棄損の疑いで、中辻被告を再逮捕する。
調べでは、中辻被告は2006年初めから、自作のウイルスに同級生の氏名、住所、顔写真などを
仕込ませて感染者のパソコン画面に表示させ、同級生の名誉を傷つけた疑いが持たれている。
同級生は京都新聞社の取材に「(中辻被告は)友だちと思っていた。怒りより、びっくりしている」
と話した。
京都新聞
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