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・アパートやマンションなど賃貸管理会社のレオパレス21が「敷金・礼金・仲介手数料
無料」と表示しているにもかかわらず、入居のための初期費用として家賃1ヶ月分を
徴収したり、契約の中に「部屋で騒ぐと罰金5,250円」などという項目があるのは「違法」では
ないか―。NPO法人の消費者支援機構関西(KC's)が、2月1日付けでホームページ上に
こんな内容の公開質問状を掲載した。
レオパレス21といえば、女優の藤原紀香さん出演のテレビCMでも知られ、初めから家具や
家電製品が備えられていたり、防犯機能が充実しているなど様々な機能を売りにしている。
同社は85年ごろから事業を本格展開し業績を伸ばしてきたが、その原動力になったのは
なんといっても、「敷金・礼金無料」という不動産業界の常識を超えたビジネスモデルだった。
最近は「家賃最大2か月分無料」などのキャンペーンで話題になっている。
そうした中、「レオパレス側が様々な『違法』の疑いのある契約を結ばせている」とする、
北川芳輝社長に宛てた質問状がネットに公開された。公開したのは消費者被害の未然
防止・拡大防止を目的にしているNPO法人「KC's」。
質問は16項目あって、ひとつは「敷金・礼金・仲介手数料無料」と表示しているにもかかわらず
「システム料金」という名目で家賃1ヶ月分徴収しているのはなぜか、というもの。これは
返却されないため、実態は「礼金」ではいか、としている。また退去時には、ワンルームの
賃貸物件で税込み2万6770円を基本清掃費として支払うことになっている。自然損耗や
通常損耗が考慮されておらず、賃借人の利益を一方的に害しているのではないか、
などと書かれている。
さらに、騒音を出して近隣から苦情が出た場合や、違法駐車・駐輪による通報があった
場合、ゴミ収集のルールを破ってゴミを投棄した場合は、違約金として税込み5,250円を
管理者に支払うという取り決めがある。これについては金額の算定根拠が不明確なため、
契約書から削除あるいは、実費の徴収に改めるべきではないか、などだ。(>>2-10につづく)
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