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米ニューヨーク(New York)を訪れる観光客の人気者「ネイキッド・カウボーイ(裸のカウボーイ)」
が、商標権を侵害したとして菓子大手マース(Mars)に対し訴訟を起こしたことが分かった。
ニューヨーク・ポスト(New York Post)紙が13日、報じた。
「ネイキッド・カウボーイ」ことロバート・バーク(Robert Burck)さん(37)は、カウボーイ帽にブーツ、
ぴちぴちパンツ一枚といった姿で、タイムズスクエア(Times Square)などの繁華街でギターの
弾き語りをしている。ギターが下腹部を覆い隠し、まるで全裸のように見えることから
「ネイキッド・カウボーイ」と呼ばれている。
バークさんの主張によると、マース社の主要チョコレート商品、M&Mのアニメキャラクターの
風貌が「ネイキッド・カウボーイ」に酷似しているのだという。
自分にそっくりな青いM&Mのキャラクターを初めて目にしたとき、バークさんは「なんて、かっこ
いいんだ!」と思ったという。
「パンツ一枚しか身に着けてないなんて、僕にそっくりだろう?マーケティング戦略的にも
いかしてるから、真似られるのも無理はないさ」(バークさん)
バークさんがマースを訴えることにしたのは「今では有名人だけど、自分は一般市民の代表さ」
と思っているからだという。
バークさんは、マース側に6000万ドル(約65億円)の損害賠償を請求している。
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