08/02/14 13:06:41 0
道路特定財源をめぐる与野党の攻防が続いている衆院予算委員会で13日、朝日新聞の“捏造(ねつぞう)”疑惑
が飛び出した。兵庫県尼崎市の白井文市長が「国土交通省の職員に特定財源の維持に賛成する署名を求められた」
と発言したとする同紙の記事に対し、冬柴鉄三国交相が「報道は正しくない。彼女は言っていない」と全面否定
したのだ。
問題となったのは9日付朝刊1面の『「道路に全部使う」は違う ガソリン値下げも議論を』との見出しが付いた記事。
「道路整備促進期成同盟会全国協議会」が全国1800の市町村長を対象に集めた、道路特定財源と暫定税率の
維持を求める署名を拒否した6人の意見を列挙したものだ。
民主党の山井和則氏は予算委の中で、記事中にある〈白井氏は「国交省近畿地方整備局の人が『道路のことで話したい』
とやってきて、署名を求められた」と打ち明けた〉とする部分を取り上げ、「国交省の職員が署名を求めていたと
すれば、署名は自作自演で意味がない」などと冬柴氏に迫った。
これに対し、冬柴氏は気色ばんで「報道は正しくない」と否定。「秘書を通じて、白井氏が『(朝日の記者が)取材
しにきて、しつこく署名を求められましたね、と聞いてきたが、そんなことは一切言っていない』と言っていると
聞いた。彼女は自分の発言と書かれて憤慨している。私は信じている」と、朝日の記事が “捏造”であるとの認識を
示したのだ。
白井氏も13日、夕刊フジの取材に対し「道路特定財源に関する署名を求められたとの報道がございましたが、
そういった事実は一切なかったし、取材の際にもそのようにお答えした」とコメント。今後、何らかの形で抗議する
方針だという。
尼崎市秘書課によれば、8日朝に市政記者クラブ所属の朝日記者が、自宅から市庁に向かう途中の白井氏に歩きながら
取材したというが、録音などはしていなかったという。
(中略)
事の真偽を確認すべく朝日新聞社に尋ねたが、同社広報部からは「お尋ねの件については、取材に基づいて記事
にしたものです」とのコメントだけが寄せられ、記事の真偽や事実関係についての詳細な説明、今後の対応などに
ついては回答がなかった。
ZAKZAK 2008/02/14
URLリンク(www.zakzak.co.jp)