08/02/12 18:30:07 0
(>>21のつづき)
―国民的なアニメといわれた手塚治虫さんの「鉄腕アトム」も規制とは無縁でなかったそうですね。
吉田 漫画やアニメやゲームなどの大衆文化に属するコンテンツは「現実社会の鏡」みたいな
ところがあって、我々のような一般人が持っている不安とか恐怖というものが即効的に出て
くるものだと思います。エンターテインメントだから、エラぶって高尚なこところから作らない
じゃないですか。
エンターテインメントとして楽しませながら、その裏で、いま起きていることの社会性とか
矛盾を人々に見せていく。そういう使命を果たしているコンテンツの一つだと思いますよ、
「ひぐらし」は。さらにいえば、今後コンテンツの歴史が教科書的にきちんと包括的に
まとめられていく際には、「ひぐらしのなく頃に」という作品は、ある種のメルクマールとして
評価されるでしょうね。(以上、抜粋)