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・今や当たり前となった温水洗浄便座。痔(じ)の予防にも役立って、寒い冬はとっても
快適。だが、あまり潔癖すぎるのも問題だ。お尻を“キレイキレイ”し過ぎる人の間で、
ある病気が増加しているという。
先日、自宅を改装した俳優のレオナルド・ディカプリオが3200ドル(約35万円)もする
最新型温水洗浄付き便器を購入しニュースになっていた。温水洗浄便座の優れた機能と
気持ちよさは、今や国境を越え、誰もが認めるところだ。
日本では一般家庭の3軒に2軒が設置しているといわれている。だが、こうした普及に
伴い肛門科の医師たちの間では、「温水洗浄便座症候群」という病態の増加がたびたび
話題にのぼるという。
「肛門に湿疹(しっしん)ができて強烈なかゆみを発する。ただれてくると痛みも出て、
慢性化すると治りにくい」と、その症状を説明するのは、東肛門科胃腸科クリニックの
東光邦院長。正式な病名は「肛門周囲湿疹」。本来は排便後、ふく回数が多かったり、
強く擦りすぎて肛門に細かい傷ができ、残った便や汗などで刺激されることで発症する。
キレイ好き、汚れに神経質すぎる人に起こりやすい病気だ。だが、洗浄便座が普及し、
その心地よさから、洗いすぎによる発症も増えているという。
「皮膚の表面にはたくさんの常在菌がいて、バリア機能やうるおいを保っている。
肛門も同じで洗いすぎると抵抗力が弱まり、かぶれや湿疹を引き起こす原因に。
強すぎない水圧で、軽くふき取る程度でとどめておきましょう」
「肛門周囲湿疹」を発症した場合、かゆいからとゴシゴシやってしまうと悪循環。
また入浴時、せっけんを使って洗うのも刺激が強すぎるのでダメ。お湯で優しく
洗った後、湿疹用の軟膏(なんこう)を塗っておこう。ただし、カンジタ菌というカビの
一種が原因となっている湿疹であると逆効果。この場合、抗真菌薬でないと退治
できない。いずれにせよ、長引くお尻のかゆみは専門医に診てもらうのが1番だ。
「肛門は非常にデリケート。なかなか顔を合わす機会はないが、毎日お世話に
なっていることを忘れずに」と東院長。(一部略)
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