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韓国の国宝第1号は、南大門(ナムデムン)だ。 国の宝物として、その価値が格別であり、国家が保護・管理を
行なう1等の文化財だが、韓国が決めた国宝ではない。 日本による植民支配時代(1910~45年)だった1934年、
朝鮮総督府が、朝鮮(チョソン、1390~1910)の主要文化財への保存令を下す際、指定したものだ。
宝物・第1号の東大門(トンデムン)も同様である。 建築的な美が、それほど優れているとは思えない朝鮮王朝の
一つの建築物を、5000年にわたる韓民族文化の最高の象徴に決めた日本帝国主義の本音がうかがえる。
70年の歳月が流れる間、よその国が決めた国宝第1号を、皆が誇らしく思い、覚えていたわけではない。
特別な意志を持っている人々が、国宝第1号を変えよう、との意見を数回にかけて表明した。
植民地時代が残した一種の文化的烙印を、独立した後も額に押されたままの格好、だというそれらの主張は
妥当だった。 だが、大韓民国の文化的自尊心を取り戻そうという進言は受け入れられなかった。
URLリンク(japanese.joins.com)
大した国宝じゃなくてよかった。