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☆健康?たばこだけが狙い撃ち 全面禁煙はファシズムだ!…比較文学者・小谷野敦
たばこは体に悪い。受動喫煙も危険だ。そんな論調に押されて、あちこちで全面禁煙の動きが
加速化されている。飛行機、JR東日本管内の新幹線、タクシー、路上…。しかし、一方的な
喫煙バッシングはファシズムのようでさえある。
私は1日40本吸うが、たばこが体にいいとは言っていない。分煙にも賛成だ。そもそも喫煙は
合法的な行為であり、食後の一服が楽しみという庶民もいる。
それなのに、特に03年の健康増進法施行以来、禁煙キャンペーンは先鋭化する一方だ。
私が非常勤講師を務める東大でも、図書館の喫煙室が消えた。07年3月からJR東日本が
新幹線や特急を全面禁煙にした。閉所恐怖症の私は喫煙できないと心理的に不安で新幹線に
乗車できない。幸福追求権などの侵害だと東京地裁にJR東日本を提訴したが、年末に敗訴した。
タクシーの全面禁煙も進み、全国的に広がっている。しかし、酔った客がうっかり火を付けても、
運転手は警察に突き出せるはずがない。あるいは路上や駅で、誰もいないときに吸う分には
何の問題もないではないか。大気の汚れた東京で、たばこの煙ぐらいを問題にすること自体が
ばかばかしい。
実際、健康増進法でも、全面禁煙が望ましいとしつつも分煙を認めている。それなのに
何もかも全面禁煙にすることは、喫煙者を非国民扱いし排除につながる。
しかも、健康に害を及ぼすものはほかにもいろいろあるのに、たばこだけが狙い撃ちされている。
(中略>>2以降に)
怖いのは、全面禁煙という極端な決定が、大した議論も起こらないまま進んでいることだ。
ふだんはバランスを取るはずの新聞報道でも、喫煙派のコメントはほとんど載らない。
人は誰でも長生きできるわけではない。「国民の健康」を大義名分に個人の自由な活動に
圧力をかけることは、ファシズムにほかならない。ナチスもまた健康を守ることに熱心だった。
週刊朝日2008/02/15号から文字起こし
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