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時津風部屋の序ノ口力士だった斉藤俊(たかし)さん（当時１７歳）＝しこ名・時太山(ときたいざん)＝が
暴行を受け、死亡した事件で、元親方の山本順一容疑者（５７）（傷害致死容疑で逮捕）が愛知県警
特捜本部の調べに対し、ビール瓶で殴打した動機について「相撲を続けるかどうか態度があいまい
だったため、怒ってやった」と供述していることが９日、わかった。
山本容疑者は空のビール瓶を逆手に持って、太ももや腹、肩などを約１０回殴打。斉藤さんは殴られ
るたび、苦しげな声を上げていたという。
調べによると、山本容疑者は昨年６月２５日、愛知県犬山市の同部屋宿舎での夕食の際、斉藤さんを
正座させ、宿舎を逃げ出したことや、今後も相撲を続ける覚悟などを説教した。しかし、斉藤さんが
「頑張ります」と言ったり、黙り込んだりして、相撲を続ける意思を明確に示さなかったため、
山本容疑者は激高。「じゃあ、さっきの言葉は何だったんだ」などとしっ責しながら、殴ったという。
一方、逮捕された兄弟子３人はいずれも、「親方は絶対的な存在だった」「３０分のぶつかりげいこは
非常に長いと思った」と供述していることもわかった。
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