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★汚染ギョーザの製造日、2カ月以上さかのぼる
・11カ月前のギョーザも汚染されていた。中国製冷凍ギョーザ中毒事件は9日、徳島県内の
生協のギョーザ3袋からも有機リン系農薬成分「ジクロルボス」が検出された。西日本で
この成分が検出されるのは初めてで、消費者の間では不安がさらに広がった。
「人の口に入らなかったのが幸いだが、本当に怖い」。徳島県石井町に住む女性(75)は、
同町内の「とくしま生協コープ石井」で売られていた「CO・OP 手作り餃子(ギョーザ)」から
ジクロルボスが検出されたことに不安な表情を見せた。女性は1年前、同店でギョーザを
買ったといい、「最近は商品の裏側を見て、産地を確かめています」。
同生協は1月末の中毒事件発覚後、「手作り餃子」を含む中国河北省の天洋食品製の
商品を店頭から撤去していた。阿部和代理事長は「8日までの報告では異状はなく安心
していた。実際に検出され、驚いている」と話した。
同生協のギョーザを検査した徳島県保健環境センターから、徳島県庁にジクロルボス検出の
連絡が入ったのは9日午後3時。再度検査した結果、検出が確定したため、厚生労働省に
連絡した。県は同日夜、危機管理会議を開き、飯泉嘉門知事ら幹部31人が集まって
対応を協議。飯泉知事は「県民に冷静に対応して頂きたい」と呼びかけた。
県によると、とくしま生協がこれまでに回収した77袋のうち、17袋について包装袋検査が
終わった。ジクロルボスが検出された包装袋は県警に提出しており、残りも10日から
検査を進めるという。
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