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生徒たちの間を回って、性についての講義をする木村看護師(左から2人目)=南丹市園部町小桜町・園部高
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「性について正しい知識を持ち、若者たちにすてきな生き方をしてほしい」と、京都府南丹市八木町西田の
「きむら診療所」の看護師木村和子さん(53)は10年ほど前から、亀岡市以北の府内の中学、
高校で、社会人講師として生徒たちに性に関する問題を説いている。
木村さんは、助産師として働いた経験から、「若いお母さんたちの性に関する知識や考え方に
足りないところがある」と感じ、1997年12月、府立工業高(福知山市)で初めて性教育の講義を行った。
その後、学校間の口コミで評判が広がり、これまでに口丹波2市1町をはじめ、
福知山市や京丹後市などの中学や高校を訪問してきた。講義を受けた中高生や、
口コミで木村さんのうわさを聞いた生徒から「家族にも学校の先生にも言えなかった」と、
相談を持ち掛けられたこともしばしばあったという。
講義は、月に1-3回ほど、休診日に行っている。夫で医師の茂さん(55)も、
講義中に流す映像の編集を手掛けるなど協力している。
このほど、毎年2回訪問している園部高(南丹市園部町小桜町)で、
茂さんとともに、卒業間近の3年生約190人に講義を行った。
HIV予防や避妊具、緊急避妊ピルについて説明したのをはじめ、10代で妊娠してしまったケースなどを紹介。
正確な知識を持つことの重要性を説き、「理性を持ち、真剣に相手を思いやる心を持って」と訴えた。
また、いざという時のために診療所の電話番号を語呂合わせで教え、「すてきな出会いをして」と締めくくった。
講義を受けた田畑佐奈実さん(18)は「聞けてよかった。木村さんのような人を知っていると、頼りになる」、
柏木慶太君(18)は「精神的にも社会的にも自立できた時に、
互いのことをしっかり考えてセックスするべきだと思った」と話していた。
木村さんは「若い子は性に対するハードルが低いのが現状。流されて安易な行動をしないよう、
自分をしっかり持つことが重要」と話している。
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