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済生会日田病院:小児科、3月から時間外救急を制限 「軽症者殺到」理由に /大分
日田・玖珠地方の中核病院である済生会日田病院(日田市三和)の西田敬院長は4日
記者会見し、「3月1日から小児科(15歳未満対象)の時間外救急診療を制限する」と
発表した。本来業務の2次救急患者だけでなく、軽症患者が夜間など時間外も殺到。
常勤医2人を派遣する久留米大医学部付属病院が「あまりの過重労働で派遣医が倒れる。
派遣中止も」と示唆したための苦肉の策で、波紋を広げそうだ。【楢原義則】
会見によると、月曜~金曜の診療時間外(午前11時半以降)と土・日・祝日は受け
付けない。医院などからの紹介患者は月曜~金曜の午前9時~午後8時(土・日・祝日は
午前9時~午後5時)▽救急車は月曜~金曜の午前8時半~午後5時--それぞれ対応
するという。
西田院長は「小児科存続のための緊急避難措置」として、過重労働の最大原因は
「軽症患者が時間内外を問わず殺到し、しかも内科医では満足せずに小児科医の診察を
求める傾向がひどくなった」と患者側の過度の要求も指摘。07年の小児科の時間外患者
2816人のうち、入院患者は111人。96%は一般開業医で十分な軽症患者だったという。
ただ、市内の小児科医療施設五つのうち、入院ベッドがあるのは済生会のみ。
時間外診療を中止し、開業医や当番医も対応しきれない場合、福岡県久留米市など
他地域への搬送もあり得る。
済生会は5日、県や市当局、医師会などと解決策を協議するが、済生会日田病院理事の
佐藤陽一市長は「市民の健康を守るため、関係機関と話し合い何とか解決策を探りたい」と
いう。
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