08/02/06 08:47:13 0
全国の民間金融機関とゆうちょ銀行の間での振込(送金)が来年1月にも実現する見通しになった。
全国銀行協会(奥正之会長)が自らの決済システムにゆうちょ銀の接続を認める方針を固めたため。
長年、国の郵政事業と民間のシステムは別々に運営されてきたが、昨年10月の民営化に合わせ、
銀行・ゆうちょ双方の利用者にとって利便性が向上する仕組みに改めることが重要と判断した。
送金は全銀協が運営する全銀システム(全国銀行データ通信システム)が仲介する。
現在、ゆうちょ銀のシステムと全銀システムは接続していない。このためゆうちょ銀から振り込めるの
はシティバンク銀行や新生銀行など個別に提携した一部の口座に限られ、3メガバンクなど大半の
金融機関へは送金できない。
全銀協は3月までに接続試験を実施し、問題がなければゆうちょ銀の参加を正式に認める。
2009年1月に全銀システムに接続すれば、ゆうちょ銀の窓口やATMから銀行、信用金庫、信用組合
などあらゆる民間の金融機関向けに送金できるようになる。民間金融機関からゆうちょ銀の口座へ
の送金も可能になる。
ゆうちょ銀の貯金の預け入れや引き出しは既に大半の民間金融機関のATMで可能。しかし、送金
できない不便は残っており、貯金を民間の銀行などに移す場合はいったん現金を引き出した上で
銀行の窓口やATMで入金しなければならない。ゆうちょ銀銀行の口座から直接送金できることで、
利便性は大きく向上することになる。
日経新聞:URLリンク(www.nikkei.co.jp)