08/02/05 22:13:12 0
写りが悪くて不明瞭な写真だが、不況に瀕している日本で、それらは十分過ぎるものだ―。
高級メキシコ料理に希少な黒トリュフおよびフカひれスープ…は、日本の未来の皇后が前例を見ない
メディアからの一斉砲火を浴びる事態を招いた。
マスコミは長年に亘って(皇室報道には)慎重かつ礼儀正しく自己抑制して対処してきたが、ここに
きて皇太子妃・雅子様批判に転じた。同情は不平不満に、そして寛容は攻撃へと変容したのだ。
雅子妃の行状はヨーロッパ王室では一般的に言って些細な事だ。 彼女は友人たちと過ごすために
6歳の娘をベビーシッターに預けて夕方から出かけることもあった。 東京都心の高級なフランス料理
や中華料理のレストランで親しい人たちと何度か食事をしたり乗馬や買い物もした。 サラリーマンに
は手も足もでないような食事をしているが、東宮家予算は年150万ポンド(約3・5億円)程度だ。
国民の目を意識した質素な生活水準の日本の皇室の中で、雅子様は贅沢をし過ぎたようだ。
4年前に臨床的鬱病と診断された彼女は、ほんの数週間の間に犠牲者から攻撃対象に変わって
しまった。 メディアはかつては「適応障害」を治さないことにはと容認していたが今や税金の無駄使い
だと彼女を攻撃する。 一般国民はまだ雅子様を擁護する側だが、友人たちとの食事場面を見られて
からは何ともはや週刊誌は騒ぎ立て、彼女は公務を尻込みして避けている。
外国人から見ると、日本の皇太子妃は朽ち果てた蝶のようだ。ハーバードで学んだ民間女性が皇室
に嫁いで拘束衣をまとった生活に変わり、無慈悲なお役所制度の中で精神的に押し潰されてしまった。
しかし、日本からすれば雅子様は言わば落第者だ。お世継ぎの男子を儲けることができず、2004年
以降は病気で殆ど公務を果たせない皇太子妃である。
何よりも「gaman(我慢、忍耐)」の精神を大事にするこの国では、彼女が患っている詳細不明瞭な精神
的疾患は単に彼女がひ弱なために克服できない障害に過ぎないと見られがちだ。 (>>2-5に続く)
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