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(>>1のつづき)
さらに、謝罪放送までに10日も経った理由について聞かれると、「放送で謝罪するにあたって、何よりも
事実関係を正確に確認・検証する必要があり、また証言者の身元が特定される可能性のある情報を
どこまで表現すべきか、慎重にならざるをえず、議論を重ねた結果です」と答えている。
BPOはこれらの「珍回答」の数々について、「まず全体的な印象を言うと、テレビ朝日の回答は、放送
倫理検証委員会からの質問に正面から向き合い、番組制作関係者の実感や肉声から発せられた
ものとは言い難い」と厳しく批判。テレ朝が挙げた「謝罪放送」に10日要した理由については、「理解に
苦しむところである」「『慎重にならざるをえず』はまさに取材調査の段階、放送前に意識されなければ
ならない事柄であった」と指摘されている。
さらに、BPOは意見書のなかで、「言うまでもなく、『あえて』とは『(しなくてもよいことを)強いてするさま。
わざわざ。無理に』(大辞林第2版)、『しいて。おしきって』(広辞苑第6版)の意味であり、内外から多くの
指摘を受け、10日も経過してからの『おわび(謝罪)』において使用するのは、極めて不適切な用語である」
と古館キャスターの「敢えて報告」発言を猛批判した。
にもかかわらず、古館キャスターは2月4日放送の「報道ステーション」のなかで、「重く受け止めなくては
ならないですね」「常に初心を見つめながら、今後もより一層の努力をしてまいります。ニュースを
続けます」と、自身の発言については一切言及しない「おとぼけコメント」をしている。
J-CASTニュースはテレビ朝日にこの日の古館キャスターのコメントが「謝罪」「感想」「決意表明」の
何だったのかを含め、なぜ自身の発言が大きな問題になったことを言及しなかったのかを聞いたが
「放送したことが全てです」(広報部)と答えている。
また、念のため、古館キャスターの「敢えて報告」発言が、「不適切」だと考えているのかと聞いてみたが
「BPO放送倫理検証委員会に回答したとおりです」(同広報部)と回答。テレ朝は「あえて=包み隠さず
自ら進んで不適切な表現方法を認めオープンにする」だと未だに思っているらしい。(以上、一部略)