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大分市の県立図書館で五日、不要になった収蔵図書約一万六千冊の無料配布があった。
図書館の予想を上回る大勢の人が押し寄せたのをはじめ、持ち帰りの冊数制限などを
設けていなかったことで混乱が生じ、苦情が相次いだ。無料配布は十一日まで続ける
予定だったが、午前中の入館者ですべてなくなる見通しとなったため、初日で打ち切った。
無料配布の対象となったのは、市町村図書館や学校などの団体貸し出し用図書。
入り口付近には、配布開始の午前九時前から長蛇の列ができ、リュックを背負い、
カートを持ってやって来る人もいた。
同図書館は当初、二百人分の入場整理券を用意。人数を制限しながら館内に誘導していたが、
持ち帰り冊数や本を選ぶ時間の制限を設けていなかったことが原因で、後続の人がいつまで
たっても入館できない状態となった。
長時間待っている人たちから「いつになったら入られるのか」といった苦情が相次ぎ、
同九時半ごろに急きょ”方針転換”。一斉に入館させたため、館内は大混雑した。
一階のロビーや研修室に十一日まで、毎日三千冊程度ずつを並べて無料配布しようと
考えていた同図書館だが、用意していた本はすぐになくなった。急きょ書庫から、
六日以降に並べる予定だった本すべてをエントランスホールに持ち出した。
後手に回った対応に、集まった人たちからは「無料配布用の本はどこにあるのか」
「何時間も待ったが本がない」「対応がまずすぎる」など、不満の声があふれていた。
付近の道路は、駐車待ちの車で渋滞。路上駐車する車も多く、近隣住民から苦情の電話も相次いだ。
同図書館は午前十一時ごろ、無料配布を打ち切った。渋滞解消や、既に入館した約千人で
予定冊数がなくなると判断したため。宮崎則夫副館長は「多くの人に迷惑をかけた。
見通しが甘かった」と話している。
[大分合同新聞]02月05日14:11
URLリンク(kiji.i-bunbun.com)
図書の無料配布に集まった人たち
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