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自民党の麻生太郎前幹事長が最近、町村派の幹部と会合を重ねている。党最大派閥で
福田首相の出身派閥でもある町村派と麻生氏は、昨秋の党総裁選で激突した。「ポスト
福田」に意欲満々の麻生氏には、町村派との関係を修復して「次」に備える狙いがある。
麻生氏は一月三十日、総裁選で推薦を受けた菅義偉選対副委員長の仲介で、町村派代
表世話人の中川秀直元幹事長と都内で会食した。今月一日には、町村派代表世話人の
町村信孝官房長官とも都内で会合した。
総裁選では町村派が福田氏を担いで他派閥の支持を取り付け、「麻生包囲網」の構築
に成功。
敗退した麻生氏は、首相の入閣要請を断って、安倍晋三前首相や中川昭一元政調会長
ら政権中枢から遠のいたメンバーと関係を深めている。次期総裁選に出馬する意欲も隠
していない。
しかし、麻生派はわずか十八人の小派閥。麻生氏が総裁の座を得るためには、最大派閥
の町村派といつまでも冷戦状態にあるのは好ましくない。麻生氏が会合を重ねるのは、
こうした理由がある。
一方、町村派も、福田内閣の支持率が低迷する中、麻生氏の下に党内の「反福田」勢
力が結集することに不安があり、関係を改善する必要に迫られていた。麻生氏とよりを
戻しておけば、麻生政権ができても反主流派になる危険も少なくなる。
■ソース(東京新聞)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)