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米軍は、数十年前から、火薬ではなく電磁誘導で加速して砲弾を発射する機関砲の構想を練って
いた。それから月日は流れ、米軍はエネルギー出力が10メガジュールという史上最強の電磁レール
ガンの実験を1月31日(米国時間)に行なうまでにこぎつけた。
『Military.com』に、レールガンの仕組みが解説されている。火薬を使用する火器では、燃焼による
エネルギーの多くが熱の形で失われ、弾体の投射エネルギーに使われるのは少しになる。また弾体
の発射速度は発生・過熱膨張されるガスの膨張速度を越えられないが、レールガンはこれらの限界
を持たないという。なお、レールガンは兵器以外にも、宇宙の輸送装置などへの応用が考えられて
いる。
独立系メディア『Washington Independent』の記者Spencer Ackerman氏は、イラクやアフガニスタン
での戦闘に参加している今の米国にとって、このレールガンが一体何のためになるのだろうかと
疑問を呈している。だが、その答えは簡単だ。北朝鮮、それにおそらくはイランを攻撃するためだ。
この新破壊兵器で海軍が最大の売り文句にしている点の1つは、砲弾を雨あられのように浴びせる
ことのできる能力だ。具体的には、最大およそ116km離れた目標物に対して、20発のロケット弾を
1分たらずで発射できる。これを2隻のズムウォルト級駆逐艦『DDG-1000』に完全装備すれば640人
の砲兵大隊に相当する火力を持つことになると海軍は見込んでいる。
レールガンは駆逐艦の真の力を発揮させることができる。popsci.comの記事によれば、海軍の計画
立案者は、秒速6kmで砲弾を発射する電磁レールガンを駆逐艦に搭載し、1隻の駆逐艦が持つ攻撃
力を格段に拡大させる計画だ。まず、発射する砲弾の数は今の232発から5000発に跳ね上がる。
さらに、砲弾はおよそマッハ7というものすごい速さで進むため、破壊力はこれまでの2倍を超えること
になる。 (>>2-5に続く)
(動画)URLリンク(www.youtube.com)
ワイアード・ビジョン:URLリンク(wiredvision.jp)
元スレ:【海外/米国】レールガンの発射試験を実施 海軍研究施設
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