08/02/03 13:24:11 0
長崎市で節分(三日)の縁起物とされる魚、カナガシラが二日、長崎魚市場(同市京泊三丁目)に大量入荷。
威勢のいい掛け声が響き、仲買人が次々と競り落としていった。
カナガシラは、方言で「ガッツ」と呼ばれる白身の底魚。節分前後が旬の時季で、
真っ赤な頭と二本の上あごが鬼の顔のように見える。名前を漢字で書くと「金頭」と書くことから縁起物とされ、
煮付けなどにして食べる風習がある。
普段は数十箱(一箱十キロ前後)の入荷量だが、
この日は底引き網漁船が五島西沖で捕獲したものなど計四百九十箱に跳ね上がった。
取引は中小型は普段並みだったが、形が大きく鮮度がよいものは
通常の二-三倍の一箱五千-一万円の高値がついた。
胴の部分を財布に見立て、カナガシラと一緒に食べると「お金がたまる」とされるヤリイカ(方言でササイカ)も
四国や山口方面から通常の三-四倍の量が入荷した。
長崎魚市の岸川康幸取締役は「長崎市でも恵方巻きが有名になり、
カナガシラを食べる習慣を知らない人が増えている。節分にはぜひ長崎の食文化を味わって」と話した。
長崎新聞
URLリンク(www.nagasaki-np.co.jp)