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★集会拒否 憲法の精神に反する
日本教職員組合(日教組)が毎年開いている催しが中止に追い込まれた。
東京で始まった教育研究全国集会のうちの一つ、全体集会である。
会場に予定していたグランドプリンスホテル新高輪が使えなくなったからだ。
いったん受け入れたホテル側が、後から拒否した。
教研集会で会場使用をめぐるトラブルはこれまでもあった。中止は初めてのことだ。
ホテルにも事情や言い分はあるのだろうが、今回の対応にはいくつか問題点がある。
見過ごすわけにはいかない。
まず、司法判断を突っぱねたことだ。ホテルは裁判所の仮処分決定に従わなかった。
日教組とホテルが会場使用契約を交わしたのは昨年5月だ。
その後11月に、ホテルは右翼団体による妨害行為の可能性などを理由に契約破棄を通告した。
これに対し、日教組が申し立て、東京地裁は会場使用を認める仮処分を決めた。
東京高裁も同じく使用を認めている。
疑問なのは、ホテルの基本的な姿勢だ。
なぜ契約が成立して半年もたって、集会が近づいてから解約を言い出したのか。
やりとりを聞く限り、日教組側の落ち度はいまのところないようだ。
ホテルは、利用者の納得がいくように、背景を含めてきちんと説明してもらいたい。
企業も社会の一員である。法治国家の下、ルールを守らなければならないのは当然のことだ。
イメージダウンは避けられない。
重要になるのが憲法との兼ね合いだ。使用拒否は、憲法が保障する集会の自由にかかわる。(続く)
信濃毎日新聞 URLリンク(www.shinmai.co.jp)
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