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平成20年度診療報酬改定における 主要改定項目について(案)
URLリンク(www.mhlw.go.jp)
22ページより抜粋
第2 具体的な内容
問診と詳細な身体診察(視診、聴診、打診及び触診)による診察結果を踏
まえて、患者に対する症状の再確認を行いつつ、病状や療養上の注意点等を
患者に説明し、その要点を診療録に記載することとする。また、医師は患者
の療養上の疑問や不安を解消するための取組を行う。
併せて、これらの診察及び説明等に要する時間の目安を設ける。
[提供される診療内容]
1 問診し、患者の訴えを総括する
「今日伺ったお話しでは、『前回処方した薬を飲んで、熱は下がったけれど、咳
が続き、痰の切れが悪い。』ということですね。」
2 身体診察によって得られた所見及びその所見に基づく医学的判断等の説明
「診察した結果、頸のリンパ節やのどの腫れは良くなっていますし、胸の音も問
題ありません。前回に比べて、ずいぶん良くなっていますね。」
3 これまでの治療経過を踏まえた、療養上の注意等の説明・指導
「先日の発熱と咳や痰は、ウイルスによる風邪の症状だと考えられますが、○○
さんはタバコを吸っているために、のどの粘膜が過敏で、ちょっとした刺激で咳
が出やすく、痰がなかなか切れなくなっているようです。」
「症状が落ち着くまで、しばらくの間はタバコを控えて、部屋を十分に加湿し、
外出する時にはマスクをした方が良いですよ。」
4 患者の潜在的な疑問や不安等を汲み取る取組
「他に分からないことや、気になること、ご心配なことはありませんか。」
5 1~4については、患者からの聴取事項や診察所見の要点を診療録に記載する。ま
た、これらの診察には最低でも5分の時間を要すると考え、診察時間の目安とする。