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「不感地帯」解消へ ドコモ サミット開催地周辺基地局を新設
NTTドコモ北海道は一日までに、北海道洞爺湖サミットの関連施設や関係者宿泊先、
各拠点を結ぶ幹線道路などに百カ所程度の基地局を新・増設し、
高速、大容量のデータ通信が可能な第三世代(3G)携帯電話の電波が通じない
「不感地帯」を三月末までに解消する方針を固めた。投資額は数十億円規模となる見通しで、
札幌や新千歳空港から現地までの移動中も電話がとぎれない状況を目指す。
ドコモ北海道は、サミットを「日本の携帯通信技術を世界にアピールする絶好の機会」
(広報室)と位置づけ、昨年七月に社長直轄のプロジェクトチームを設置。
洞爺湖周辺地域などで最高水準の携帯通信環境を整える案を練ってきた。
その結果、主要施設周辺や、現地と新千歳空港や札幌などの拠点を結ぶ国道230号、
道央自動車道、ニセコ-留寿都村などの幹線沿いで基地局の新設や通信容量の増強工事を行うことにした。
国立公園内のため従来は基地局設置が困難だった美笛峠ルート(千歳-支笏湖-洞爺湖温泉)でも、
環境省がサミット対応で新基地局の設置を認可したことから、携帯通信三社と共同で設置することになった。
一部の基地局では、枝をつけた「擬木」の鉄塔を採用するなど、景観にも配慮する。
また、各国代表団や報道関係者の宿泊先には内部アンテナを置き、
建物内のどこでも通話できるようにするほか、七月七-九日のサミット期間中には
現地に移動無線車を配備、基地局の故障といった不測の事態に備える。
さらに、主会場のザ・ウィンザーホテル洞爺や洞爺湖温泉街、
後志管内留寿都村の国際メディアセンター、ニセコ町内、新千歳空港などの周辺地域では、
従来の第三世代携帯の約十倍にあたる高速データ通信サービスを行い、
報道機関などの要望が多い携帯電話によるインターネット環境の向上を図る。
北海道新聞 (02/02 07:06)
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