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★iPSからの生殖細胞製造禁止 文科省部会が決定
文部科学省の生命倫理・安全部会(部会長・笹月健彦国立国際医療センター総長)は1日、
多様な組織に成長できる万能性がある、京都大が開発した「人工多能性幹細胞」(iPS細胞)から、
精子や卵子など生殖細胞をつくる研究を、当面禁止することで合意した。
近く、大学などの関係機関に通知する。生殖細胞ができる可能性がある、他の体性幹細胞からの
作製も禁止対象とした。
受精卵を材料にする胚性幹細胞(ES細胞)から生殖細胞をつくる研究は、
同省の指針で既に禁止されているため、同様に取り扱うのが妥当と判断した。
ただし、こうした万能細胞からの生殖細胞づくりは「不妊症の研究に役立つ」との意見もあり、
同部会の専門委員会が、指針を見直すべきかどうかを検討しているため、禁止期間は専門委の
結論が出るまでの間とした。
同部会はまた、再生医療研究のため、生殖補助医療で不要になったり、病気で摘出した
卵巣から採取したりした卵子を基に、クローン胚をつくることを認めるなどとした
作業部会報告書を承認した。
東京新聞 URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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