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★成人証明で進む?たばこ離れ 自販機用識別カード、受け付け開始
たばこを買う際に成人であることを証明するICカード「タスポ(taspo)」の発行受け付けが
一日、始まった。未成年の喫煙防止が目的で、道内ではカードがないと五月以降、自動販売機で
たばこが買えなくなる。業界はカード普及に懸命だが、小売店からは「たばこ離れ」が進むことへの
懸念も。機器導入が重荷となり自販機を撤去する店も出てきている。
「未成年者の喫煙防止に業界として取り組みたい」。三十一日、札幌市内で開かれたタスポの
PR会見では、業界団体・日本たばこ協会の関係者がカードの使い方を実演、利用を訴えた。
タスポは、たばこ店の店頭などに置かれた申込書に顔写真、免許証などのコピーを添えて
同協会に郵送すれば、二週間ほどで発送される。手数料や年会費は不要。五月以降は、
自販機の読み取り装置にタスポをかざさないと買えなくなる。
カードには最大二万円を入金できる電子マネー機能も搭載し、「小銭を持ち歩く必要がなくなる」と
日本たばこ産業(JT)北海道支店は利便性を訴える。札幌市内の愛煙家男性(39)は「自販機で
よく買うので、便利な機能もあるのは歓迎」と話す。
ただ、申請に必要な写真代などは自己負担の上、手間もかかるため、小売店からは「面倒な
手続きをどれだけの人がやってくれるのか」との声も。自販機の売り上げはたばこ全体の六割を
占めるだけに、利用者減を招くことへの懸念は強い。
さらに頭が痛いのが、タスポ対応自販機の導入にかかる費用。国は七月以降、成人識別機能の
ない自販機は許可しない方針だが、既存自販機の改造には十万円近くかかる上、古い機種だと
最低三十万円する自販機ごと買い替える必要がある。
自販機を七台所有する札幌市内のたばこ店経営者は「ただでさえ売り上げが減っているのに、
買い替えたら元が取れない」といい、すべて五月までに撤去するという。旭川や函館の業界関係者
は「これを期に自販機をなくして対面販売だけにしたり、廃業する小売店も出ている」と明かす。
(>>2以降に続きます)
北海道新聞(02/01 13:58)
URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)
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