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中国製の冷凍ギョーザを食べた千葉や兵庫の10人が中毒になった問題で、ほかにも
全国19都道府県で計65人が、同じ「ジェイティフーズ」(JTF、東京都品川区)
が輸入した中国製加工食品を食べて吐き気や下痢の症状を訴えていることが、読売新聞
の全国調査でわかった。
厚生労働省では31日、製造元の「河北省食品輸出入集団天洋食品工場」(天洋食品)
のすべての製品について、販売中止と輸入自粛を全国の関係業者に要請。マルハなど
食品大手各社も自主回収を始めた。
新たに被害の訴えがあったのは、秋田、東京、神奈川、大阪、福岡、熊本など。食べ
た時期は昨年11月末から今月30日にかけてで、千葉、兵庫両県警が有機リン系の
殺虫剤「メタミドホス」を検出したのと同じ「中華deごちそう ひとくち餃子(ギョーザ)
」と「CO・OP手作り餃子」の2商品と、「お弁当大人気!豚肉のごぼう巻き」
の計3商品に集中していた。
新潟県上越市では、JTFが被害を明らかにした30日、女性(55)と息子(30)
が夕食で「中華deごちそう ひとくち餃子」を食べ、下痢や吐き気などの症状を訴
えている。被害が出ていることを知らずに食べたとみられる。
奈良県でも今月26日、同じギョーザを食べた女性(55)が吐き気や下痢で足元が
ふらつき、歩けなくなった。2日後に病院で手当てを受けたが、現在もめまいや嘔吐
(おうと)などの症状が続いている。
神奈川県小田原市では女性(28)と女児(3)が25日に、同県秦野市では
男子高校生(16)が29日にそれぞれ同社の加工食品を食べて下痢の症状を訴えたという
■ソース(読売新聞)(1月31日14時31分)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)