08/01/30 19:45:42 eCSNJqqD0
私が取材した全員の店長が、タイムカード代わりの出退勤を管理するコンピューターにいったん定時退社を記録させてから、
そのあとで残業をしていると答えた。店は常に人員不足の状態にあり、残業しなければ仕事が終わらないからだという。
ではなぜ本社に退出時間を偽り、隠れて残業をするかといえば、現在のマクドナルドでは、店長は「管理監督者」に該当するとして
時間外労働が認められていない点と、残業は定時内に仕事をかたづけられない個人の能力不足と判断されてしまうからだという点が
あげられた。たとえ24時間働いたとしても店長には時間外労働は発生しない。
したがって時間外労働手当、残業代も発生しない。そのうえ残業は本人の能力不足により発生するとされて、
査定にもひびくというのである。
現在のマクドナルドでは、店長が残業の記録をばか正直に残しても1円にもならない上に、上司からは仕事のできないヤツとして扱われる。
つまり百害あって一利なしというわけだ。
もちろん店長以外のスタッフは時間外労働手当が発生するのだが、例えば店長のすぐ下、店長代理に相当するAMについて残業が多く
発生すると、店長は会社が契約している産業労働委の面接を受けさせられる。
部下についてタイムマネジメントのできない店長と烙印(らくいん)を押されるのだ。
そしてそれらは行動評価と称して店長の給与面、人事にはねかえってくる。
店長の給料は、ひとつのエリア15店舗ほどの相対評価で決まる。毎月の基本給は31万円。
成績の上からS、A、B、Cの4ランクにわかれ、Sに評価されるのは全体の20%で基本給に10万円がプラスされる。
同様にAが30%で7万円、Bが40%で3万円のプラス。Cにランクされるのは残り10%の店舗でプラスはなく基本給31万円のみとなる。
毎回1エリアにつき10%の店が、必ず屈辱的なCランクに評価されているわけだ。
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