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★橋下大阪府政の課題(上)「是々非々」自公と応酬─議会運営波乱含み
約183万票を得た全国最年少の知事が大阪に誕生する。当選した橋下徹氏(38)は
「机をけり飛ばしても大阪府政を変える」と意気込むが、財政改革、中小企業の振興、
福祉や子育て問題など課題は山積。行政未経験のタレント弁護士出身の新知事に、
不安と期待が錯綜する。府議会や府職員らとの水面下のつばぜり合いが早くも始まった。
大阪市長選の雪辱を果たそうと知名度の高い橋下氏を担いだ自公だが、
互いの関係は当初から微妙な複雑さがあった。橋下氏の政策に違和感を持つ公明は
「府本部支持」にとどめ、自民も「府連推薦」。橋下氏と「一心同体」という姿勢を取らなかった。
▼事前に調整せず
「なんやこれは」。橋下氏の政見放送を見た自民府議団幹部はあぜんとした。
5分半の持ち時間で政策には全く触れず「多数党の支持がないと政策は実現できない」などと、
10回ほど繰り返しただけだったのだ。「演説の内容は事前に自公と一切擦り合わせていない」
(陣営幹部)という。
街頭演説でも府政批判はするが、自らの政策に言及することはほとんどない。
業を煮やした自公幹部らが集団で抗議しても「私に任せてください」と言うばかり。
自公府議団は「多数党の支持というが、何でも賛成すると思ったら大間違い」(公明府議)と
不満を募らせていた。
今後の議会運営について、自公府議から早くも「各論になると異論が表面化する」
「府議会は相当荒れる。予算案が通らない事態もありうる」との声が上がる。
選挙中、橋下氏は繁華街の買い物客に向かって「府庁解体」を訴える一方で、府庁前では
「自分が外圧からのサンドバッグになる」と職員に呼びかけた。出馬を巡り言動が二転三転した
経緯もあり、「知事になったらあの調子では困る。言葉の重みが違う」とある府庁幹部は苦い表情だ。
日経新聞(一部抜粋) URLリンク(www.nikkei.co.jp)