08/01/28 17:15:09 0
・南極海でクジラの生態調査を行っている日本の捕鯨船団の動向が連日、世界に報道
されている。船団を追う2つの環境保護団体がネットなどで自らの妨害活動を即時に広報し、
捕鯨や日本の鯨文化への異議をアピールしているのだ。両団体に親近感を寄せる反捕鯨国の
オーストラリアやニュージーランドと日本の関係にも、悪影響がもたらされている。
今年、日本で行われる主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)の警備態勢にも、
新たな懸念材料が出てきた。
今月15日、捕鯨船第2勇新丸にシー・シェパード(SS)の活動家2人が乗り込んだ侵入劇。
甲板には失明の危険もある悪臭弾が投げ込まれ、スクリューを停止させるためのロープが
船の周りにまかれるなど緊迫化した。
拘束時に「天ぷらを食べたい」とまで催促した活動家2人に、日本側は求めに応じた。
SSのポール・ワトソン船長は日本の捕鯨船団を「人質を誘拐したテロリスト集団だ」とまで
挑発。後に活動家を船に居座らせ、捕鯨活動を停止させる作戦であることが判明した。
「衝突をエスカレートさせるのがわれわれの目的。日本人は完全にひっかかった。世界に
日本の捕鯨の違法性をアピールできた」。ネットに掲載された声明だ。
反捕鯨を掲げるSSはこれまでも、過激な活動を世界各国で繰り返してきた。アイスランドの
捕鯨船の船底に穴をあけて沈めたこともある。FBIは「エコテロリスト」と断じている。
ワトソン船長は「死者やけが人も出したことはないし、われわれの仲間が裁判で重罪を
受けたこともない」と言う。しかし、水産庁によると、これまでの妨害行為が海上保安庁
などに訴えられている。ワトソン船長は日本入国と同時に、威力業務妨害容疑などで
事情聴取、立件される可能性もあるという。
SSが、このような暴力的な行為に訴えるのはなぜなのか? 今回の捕鯨船団を派遣
している日本鯨類研究所の石川創調査部次長は、(1)公海だから日本警察当局に逮捕
される心配がない(2)強硬な反捕鯨政策をとるニュージーランドとオーストラリアの支援がある
(3)両国の住民や企業などから寄付金が集まる-などを主な理由に挙げている。(>>2-10につづく)
URLリンク(www.iza.ne.jp)