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・大阪府知事に当選し、約5兆円の財政再建を託された弁護士でタレントの橋下徹氏(38)に、
早くも暗雲がたれこめている。橋下氏を支えた自民、公明両党の府議団から「選挙は応援したが、
その後は別。公約も丸のみできない」との声があがるなど、対決ムードが漂っているのだ。
橋下氏は、「タレント知事」としてメディアから引っ張りだこ。28日朝も、民放各テレビ局に相次いで
生出演し、抱負を熱く述べた。自公のバックアップを得て当選を果たしたことから、橋下氏は「府議会の
多数派の支持がある」と、今後の議会対策を自信満々に語る。
しかし、雲行きは決して穏やかではない。
「橋下氏が提案してきた政策でも、ダメなものはダメとはっきり言うつもり」
自民党府議団幹部は、早くも橋下氏をこう牽制する。
公明党府議団幹部も「橋下氏は街頭演説などでまったく政策のことは話しておらず、これから
しっかりと政策議論を重ねて是々非々で臨む」とクギを刺す。
というのも、自公の一部府議の間には、いまだに橋下氏に対する根強いしこりが残って
いるからだ。
先月5日に立候補が取りざたされた際には「2万%ない」などと否定しながらも、わずか
1週間後の同12日に立候補を表明した橋下氏。「ウソと言えばウソだった」と非を認めた
ことに批判が続出し、「日本は核武装すべきだ」「2大政党制がいい」などという過激発言が
自公両党支持者の反発を集めた。
こうした状況に、あるベテラン府議は「橋下氏は自分の言うことなら何でも自公に認知されると
思っているようだが、とても自公に支えてもらえる政策とは思えない」と懸念する。
さらに、約5兆円もの負債を抱え赤字再建団体に転落寸前の財政再建問題も重くのしかかる。
ある関係者は「橋下氏は府の出資法人全面見直しを公約に掲げたが、とても自公がのめる
ようなものじゃない」と、橋下氏と自公両党の間で衝突する可能性が高いと指摘する。
このことは橋下氏も承知しており、「対立するところは対立し、協力するところは協力する。
これから大激論をしていく」と全面対決も辞さない構えを見せているだけに、今後の手腕が
注目される。(一部略)
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