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米レンセラー工科大とライス大の研究チームが「世の中で最も暗い物質」をつくった。
当たった光の99.955%を吸収するという。ギネスブックに世界記録として申請している。
この物質は、基板の上に微細な炭素の筒(カーボンナノチューブ)を成長させたもの。
光を0.045%しか反射せず、従来の記録より約3倍も「暗い」という。穴がたくさん
開いた長いカーボンナノチューブと、やや粗い表面の基板を使うのがコツという。
どんな物質でも、当たった光を多かれ少なかれ反射しており、光を完全に吸収する
ことはない。一般的な黒い塗料では5~10%の光を反射する。「暗い物質」は、
太陽光を電気や熱などに変換する装置や赤外線センサーの性能を上げるのに役立つ
と期待される。
URLリンク(www.asahi.com)
写真
中央が世の中で最も「暗い」物質。左は米国立標準技術研究所が作製した光を
1.4%反射する標準材料で、右はガラス状の炭素=レンセラー工科大提供
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