08/01/27 19:32:57 0 BE:1036463459-2BP(111)
「なまり少ない宮城狙った」 宇都宮の振り込め詐欺団
宮城県内で2006年以降、約70件の被害が確認された宇都宮市を拠点とするグループ
による振り込め詐欺事件で、メンバーの一部が「宮城県は方言が少ないと思い、詐欺の
標的にしやすかった」という趣旨の供述をしていたことが26日までに、宮城県警捜査二課
と石巻署などの調べで分かった。
グループは、いずれも宇都宮市の無職、平野信治(27)、泉谷竜二(27)、鈴木塁(24)と
札幌市、飲食店従業員保木隆宏(27)の4被告=詐欺罪で起訴=と、本人確認法違反の
罪などで起訴された東京都港区、無職岩下慎哉被告(28)の5人。
県警は26日までに、グループがメンバーを入れ替えながら犯行を重ねたとして、12件、
2800万円の詐欺容疑でグループを追送検。名取市の60代主婦と石巻市の50代農業女性
から06年、息子などを装い「会社の資金を流用してしまい、現金が必要」などと電話し、
現金を振り込ませてだまし取った事件などが含まれている。
これまでの調べで、グループは宮城県内で06年から約70件、1億円超をだまし取ったと
みられる。メンバーは「宮城では言葉のなまりが少なく(被害者の)息子などになりすまし
やすかった」などと供述したという。
県警によると、平野、鈴木の両被告が電話をする実行犯で、保木、岩下両被告が現金
自動預払機に振り込まれた金を引き出す「出し子」、泉谷被告が出し子との連絡役だった。
実行犯と出し子は面識がなかった。このグループの事件では、札幌市などでも複数の
被害が確認されているが、宮城県内の被害が多かったとみられる。
河北新報ニュース 2008年01月26日土曜日
URLリンク(www.kahoku.co.jp)