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オウムも上祐派も集金力維持、セミナーで計1億円
オウム真理教と、教団から分裂した上祐史浩元代表(45)の新団体「ひかりの輪」が、
昨年4月から今年1月にかけて、それぞれ3回の「集中セミナー」を開き、参加料や
教材購入費などとして計約1億円を集めていたことが、公安当局の調べで分かった。
公安当局は、教団分裂前とほぼ同程度の集金力を維持しているとみて警戒している。
上祐派は昨年3月に教団を離脱し、5月に新団体を発足させた。両団体は、昨年4~5月
のゴールデンウイークと、8月のお盆の時期に、それぞれ集中セミナーを開催。また、
この年末年始にも、両団体は約1週間の日程でセミナーを開き、教団は約2百数十人の
参加者から3千数百万円を、新団体は70~80人程度の参加者から700~800万円を
集めたという。
公安当局によると、両団体が3回のセミナーで集めた資金の総額は、教団が約8000万円、
新団体が約2000万円に上るとみられる。教団のセミナーで松本智津夫死刑囚(52)の説法
ビデオを長時間、参加者に視聴させたほか、新団体は松本死刑囚が過去に行っていた
ものと同様の「聖地巡礼ツアー」を実施するなどしており、公安当局は両団体はいずれも
松本死刑囚の影響下にあると見ている。
読売新聞 2008年1月27日03時04分
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