08/01/26 15:35:11 0
値上げに禁煙と、恐縮しきりのタクシーの運転手さんたち。だが、彼らが怒りを込め
て語るのが、あの手この手の料金踏み倒しだ。「この客は大丈夫」と信じたら最後。う
ら若き女性、身なりのいい紳士が「タダ乗り犯」にひょう変して、闇に紛れていく。
昨年夏のこと。東京都内を走る運転手の男性(69)は午後8時ごろ、新宿駅前から
“若いビジネスマン”を乗せた。行き先は中野。スーツをきちんと着こなし、物腰も柔
らか。車中で会話が弾み、気を許したのが失敗だった。
「あれっ、財布がない」。マンション前に到着すると、カバンを探り始める。「60
6号室だから、お金を取ってきます。携帯電話を置いていきますから」
運転手は後部座席の携帯をちらりと見て安心してシートに背を委ねた。ところが、2
0分待っても戻らない。「もしや」と携帯電話を手に取ったところ、電波の発信できな
い模造品。すぐに606号室を見に行ったが、そこは5階建て。約1600円を踏み倒
された。
タクシー業界では、建物を通り抜けて逃げるのを「かご抜け」、所持品を置いて逃げ
るのを「置き抜け」と呼ぶ。運転手はこの二つを同時にやられた。
女性でも、「かわいい子だな」なんて気を取られていると、痛い目をみる。ハンドバ
ッグを人質に置いていったと思ったら、100円ショップの安物。デパートで買ったば
かりの商品と思いきや、袋を開けると新聞紙……。置き抜けの手口は枚挙にいとまがな
い。
(続く)
■ソース(読売新聞)(天野雄介)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)