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★故石ノ森章太郎さん「最多出版」でギネス
・日本発の漫画やアニメが続々と世界進出を果たす中、そのルーツともいえる漫画家、
故石ノ森章太郎さんの全集が「1人の著者によって描かれた最も多いコミック(漫画)の
出版記録」として、ギネスブックに登録されたことが23日、分かった。全集は500冊、
770作品という膨大な量で、3年がかりで今なお刊行中。関係者は「世界に認知される
ことで、日本文化の海外発信に貢献できれば」と話している。
ギネスに認定された「石ノ森章太郎萬画大全集」は06年2月、第1期分42冊の刊行が
始まった。3カ月ごとに約40冊、今年1月までに約330冊が刊行された。全巻の発売が
終わるのは今年11月と、3年がかりの作業。発売元の角川書店によると、漫画家の
全集としては史上最大になるため、第1期分発売後ギネス側に申請。昨年末に登録の
連絡があり、登録証が送られてきたという。
全集に掲載されたのは、54年のデビュー翌年に発表された「二級天使」から、
「仮面ライダー」「サイボーグ009」までの770タイトル。12万8000にのぼる
総ページ数も含め、規模の大きさが認定の対象になった。本棚に収納すると畳2畳分の
スペース、12期分で61万7400円と破格の値段もギネス級。認定証では石ノ森さんを
「known as “The King of Manga”(漫画界のキングとして知られる)」と称し、
業績をたたえている。
活字のデジタル化が進む中、出版社サイドは日本の漫画文化を原点で支えた石ノ森さんの
作品を紙で残すことにこだわったという。折しも、漫画が「MANGA」として世界でブームに
なっている時期だけに、角川の関係者は「日本発のコミックが、ギネス記録として広く
世界に認知してもらえることで、日本文化のさらなる海外発信や理解に、微力ながら
貢献できれば」と、話している。
25日に生誕70年を迎える石ノ森さん。没後10年をしのぶ会が行われる今年4月に、
ギネス登録証がお披露目される。
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