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・堺市北区の新金岡豊川総合病院の職員が昨年9月、糖尿病で全盲になった男性患者
(63)を大阪市西成区の公園に置き去りにした事件で、大阪府警西成署は23日、渉外担当の
男性(47)ら職員4人を保護責任者遺棄容疑で来月にも書類送検する方針を固めた。
この渉外担当の職員は産経新聞の取材に応じ、「転院先をどうしても探さなければという
責任感があった」と動機について具体的に証言した。事件に関与した職員がマスコミの
取材に応じたのは初めて。
西成署も同様の供述を得ているとみられ、この職員が置き去りを主導し、ほかの男性職員
3人は患者が放置されることを知りながら制止することなく、黙認していたと断定した。
渉外担当の職員は1月18日、本紙記者の取材に応じた。それによると、この職員は昨年
9月21日午後1時ごろ、30~40代の医事課職員3人と一緒に男性患者を病院から車で
連れ出した。大阪市住吉区に住む前妻と交渉し引き取りを求めたが、患者の目の前で拒絶され、
「どうしたらいいか分からず、舞い上がってしまった」という。
その後、再び車に乗って移動したが、気が動転してどこを走っているのか分からなくなり、
自分が携帯電話を持っていることさえ忘れて、公衆電話を探しているうちに西成区の公園に
たどり着いたという。
職員は「このまま病院に連れて帰れば、(また暴れるなどし)大変なことになると思った。
転院先を考えるのが渉外の仕事だし、そのときは救急車に任す以外に方法が思いつか
なかった」と当時の心境を語った。
この職員は、昨年8月に同病院に採用後、公費で長期入院する患者などを担当。別の職員ら
から「もう治療の必要もないので退院の方向で話を進めてもらえませんか」と相談され、
問題の男性患者とも数回面接したが、「大声で怒鳴られただけで話が進まなかった」という。
男性患者が現在、どの病院に入院しているか分からず、まだ謝罪はできていない。
職員は「大変なことをしてしまったという気持ちでいっぱい。やってしまった後では遅すぎるが、
とにかく謝罪するしかないと思っている」と後悔の気持ちを述べている。
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