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命見捨てないで 年7千匹の犬や猫「処分」 2008年01月21日
毎年7千を超す罪のない命が、県内のガス室で消えている。「ここまで大きくなると
思わなかったから」「こんなにたくさんの子どもを育てられない」―。身勝手な
理由で飼い主から見放された犬や猫たちだ。市民団体は県に「処分」よりも
「生かす道を」と、動物愛護センターの設置を要請。ただ「何よりも飼い主の
意識が変わらなければ」と、関係者は口をそろえる。県も新たな動物愛護計画を
策定中で、県民の意見を求めている。
(牧野友也)
■ガス室送り
今月17日、宮崎市大瀬町の県中央動物保護管理所に、二つの「荷物」が届いた。
底が抜けそうな段ボール箱には茶色の犬が押し込められ、右の後ろ脚をけいれん
させていた。ピンクのバスケットには黒猫が入れられ、静かに座っていた。
職員はステンレス製の処分器の中に段ボール箱とバスケットを入れ、ふたを閉じた。
ホースが付けられ、ガスが充満されていく。中からは物音一つ聞こえないが、
格子戸の向こうでは数日後に同じ運命をたどる犬たちの鳴き声がやまない。
約20分後にふたを開けると、鼓動を止めた亡きがらが横たわっている。
まだ温かい。職員は死んだことを確認すると隣の焼却炉の重い扉を開け、
黒猫の首根っこを持って投げ入れた。犬は首輪を外され、スコップで抱えられて中へ。
処分器の底には、黒猫が絶命直前に失禁した跡があった。
■職員にも緊張
県内には管理所が5カ所。うち3カ所で「殺処分」しているが、ほかの2カ所で
預かった犬猫は、今回の2匹のように処分のために送られてくる。
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