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愛知県設楽町のため池に転落し、10分以上心肺停止になり約5日間意識不明が続いた
保育園児の玉越光ちゃん(3)=同県田原市=が22日、元気に回復し、静岡県立こども
病院(静岡市)を退院した。後遺症などもないという。
同日午前、報道陣の前に現れた光ちゃんは父親の会社員立佳さん(42)にしっかり
抱かれ、恥ずかしそうな様子。立佳さんは「池から引き上げた時は元に戻れるとは夢にも
思わなかった。また笑顔を見られてうれしい」と話した。
光ちゃんは今月2日、正月で祖母宅に滞在中に近くのため池に転落。立佳さんが助ける
まで、10分から30分心肺停止状態だったとみられる。
ドクターヘリによる搬送時の体温は28度で、病院は体温を33―34度に維持する「脳低温
療法」を実施。5日から徐々に体温を上げると、6日に光ちゃんは目を覚まし、数日で食事や
会話ができるまでに回復したという。
同病院の植田育也医師は「通常は5分間心肺停止すると、障害が残ったり命の危険もある
が、低体温で脳が保護された可能性がある。お父さんの人工呼吸やドクターヘリによる迅速
な処置、搬送が大きかった」と説明した。
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