08/01/22 20:10:45 NalPEP5X0
一酸化炭素の増加で血液中の酸素が不足気味になります。日々、一服吸うごとに、心臓にわざわざ負担をかけているようなものです。
血管の内側は内皮細胞と呼ばれる細胞に覆われ、血管や血液の機能を保つのに重要な役割を果たしています。
ところが、たばこに含まれる酸化物質は内皮細胞にダメージを与え、
血管収縮や血液凝固、動脈硬化をもたらすように働きますから、
この影響も大きいのです。
金属が酸化して錆びるように、血管は酸化 物質によって錆びるといえるでしょう。
コレステロールへの影響はどうでしょうか?。喫煙は酒の場合と逆で、
HDLコレステロールを減少させ、動脈硬化を促す酸化LDLコレステロールを
増加させますから、いいことは見当たりません。
たばこの最大の問題は動脈硬化を促進することです。
心臓や首、脳、手足などの血管の硬化は、喫煙者の方が非喫煙者より
強いことがわかっています。さらに喫煙が心筋梗塞など虚血性心臓病、
きょけつせいしんぞうびょうの重大な危険因子の一つであることは、
よく知られています。
米国のフラミンガム研究という有名な疫学研究によれば、
喫煙者が虚血性心臓病、きょけつせいしんぞうびょうや心筋梗塞になる
危険性は、非喫煙者の2から3倍で、突然死はなんと5から10倍に
なっています。、(表1)、
表1、 喫煙者が突然死したり、虚血性心臓病、きょけつせいしんぞうびょう
にかかりやすくなる危険度
吸わない人の危険度を1とした場合
●虚血性心臓病、きょけつせいしんぞうびょう 男性/2.8 女性/2.2。
●心筋梗塞 男性/3.6 女性/1.4。
●突然死 男性/10.7 女性/4.5。
、「Kannel WB, Higgins M: J Hypertens 1990;8(Suppl 5):S3.」、より
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