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<無策の日本、為替介入封印>
米国の為替ディーラーの間でひそかに話題になっているリポートがある。米国議会に
提出された日本の為替介入に関してまとめられた資料で、そのエッセンスは「過去に
実施された日本の為替介入は無意味であって、今後、日本が為替介入することは
できないであろう」という内容であるとマーケット関係者は語る。
日本の通貨当局が為替介入できないのであれば、介入を警戒することなく、円高ポ
ジションを取り続けさえすれば利益が上がる。“ノーリスク”と読んだ米国の為替ディー
ラーは、一斉に円高・ドル安を仕掛けてきている。結果、急速な円高進行に、財界か
らは悲鳴にも似た怨嗟の声が挙がり始めている。
この急速な円高に、堅調とみられていた日本企業の業績にも黄色信号が点り始め
た。株式市場は買い手不在の中、つるべ落としに値を下げており、危機が近いこと
を知らせているようにみえる。無策の日本、外国人投資家は日本株を見放しつつある。
「日本の政府は、すべてサブプライム問題のせいにして、経済の実体から目を背けて
いるのではないか」
海外の機関投資家は、こう日本の政治の現状を指摘する。「日本には強いリーダー
がいないのではなく、リーダーそのものが不在だ。危機意識のなさには愕然とする」
と言い切る欧州大手銀行のトップもいる。
(後半部略。全文はフジサンケイビジネスアイ 1/21付5面 「単刀直撃」)