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<東京都内タクシー値上げで売り上げ激減 運転手ぼやく>
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昨年12月3日に、東京地区のタクシー会社は揃って値上げをした。タクシー会社は、収入
増による乗務員の賃金引上げを狙って値上げに踏み切ったものの、逆に値上げが原因で
収入は減少しているという。
都内の法人タクシーの約9割を占める東京乗用旅客自動車協会の3万4千台のタクシー
の統計によると、加盟35社の1日一台あたりの利用回数はマイナス8.9%となり、7%の運
賃値上げ効果を打ち消すこととなった。結果的に、この間の1日一台あたり営業収入は前
年同期比2.8%減となった。東京は特に、地下鉄やバスなど大体の交通手段が発達し
ているため、消費者のタクシー離れが進んだと考えられる。
1995年にも東京地区ではタクシーの賃上げが行われたが、その際は9.4%と言う上げ幅に
もかかわらず、一年ほどで顧客は戻ったという。今回は、ガソリン高、またその他の生活必需
品値上げによる消費者の買い控えなど、景気の不透明感もあり顧客が戻ってくるかどうか
はやや悲観的な見方が多いという。
すでに、都内のタクシー会社の中には10%近い減車を決めたところもある。乗務員の地
位向上のための運賃値上げ施策が、裏目に出た形である。あるタクシー運転手は、
「運賃を勝手に上げるのはいいけど、お客が乗らなくなるのなんて分かってたことだ。シフトの
改善や洗車サービスを雇うなど、タクシー乗務員の地位向上に役立つ方策は他にも考え
られるはず。本当に乗務員のための施策とは思えない」とぼやいた。